リングドッグに靴は必要!?犬靴の種類や、慣らすコツをお伝えします

◆銀座INPET◆加藤ひろ美です。大寒波、みなさまは大丈夫でしたか?ニュースを見ながら、大雪地方の方々がとても心配でした。

雪、雨の他、災害、衛生面や夏のアスファルトの暑さ対策にと、犬用の靴、ブーツ、靴下の需要性が高まってるなあ~と思うこの頃ですが、みなさまのワンちゃんは靴を履かせていますか?

ウェディングでも「ペットに靴を履かせてください」とおっしゃる会場様が増えつつあります。本記事では、犬用靴の種類や選び方、普段から慣らすコツについてご紹介します。

目次

え?結婚式でペット靴着用ルール!?

最近は色々な会場様に行くことが多く、その会場、会場ごとにルールが違うことにビックリしています。そのひとつが、リングドッグを行う際、愛犬に靴を履かせるのがマスト!ということでした。

しかし、ワンちゃんが靴を履いて歩くのは非常に難しく、不快感から固まって動けなくなってしまうというケースも珍しくありません。「なかなか練習する暇がなくて…」「怖がって、どうしてもだめです」という方も多く、当日にはじめて靴を履かせたことで、犬が固まって動けなくなってしまうことも。

これを「リングドッグ失敗」というように捉えてはいけないと思います。もともと犬は靴を履く習性がなく、人の都合で履かせているのですから。練習のさせすぎと、必死に強要するのは、愛犬とのこれからの長い時間の信頼関係に関わります。ですから、愛犬が靴嫌いになってしまう前に、会場にご相談するのも一つの手です。

例えば、犬に靴を履かせなければならない理由が、床やドレスを傷つけないための配慮だとすれば、靴は無理だったけど、靴下で頑張ってみます。などの小さいお願い事をしてみましょう。理解のある式場、プランナーさんもいますので、ここは愛犬のために交渉してみてもよいのではないでしょうか。

でも、靴にならすことで、リングドッグ以外にも役に立つことがありますので、こちらもぜひご参考になさってください。

犬が靴を履くメリット

犬が靴を履くことで、どんなメリットがあるのでしょう。

犬用の靴はツルツルと滑る床から足腰を保護したり、災害時にガラスの破片などの尖ったものから肉球を守ったり、冷たい地面によるしもやけを防ぐなどの効果を得ることができます。シニアになると、肉球もグリップが利かなくなったり、切り傷になりやすい傾向にあります。

それらから愛犬の足を守るために、日常から愛犬に合った靴を履かせると良い、という専門家の方もいます。

愛犬の足サイズは何センチ?

愛犬の足のサイズの測り方

人もサイズの合わない靴を履くと歩いている途中で脱げてしまうとか、靴擦れをおこしてしまうなどトラブルの原因となります。犬も同じようにサイズの合わない靴は履き心地がよくないのは同じです。

ですから、まずは愛犬の足のサイズを計ることから始めましょう。

≪サイズの測り方を4ステップ≫

Step1. 白い紙の上に測定する愛犬の足を置く

Step2. 足先の横幅の一番長いところに左右印をつける

Step3. 足先の縦幅の一番長いところに左右印をつける

Step4. 印をつけた横幅、縦幅をメジャーや定規で測定する

犬用の靴のサイズはSサイズやLサイズなど表記の仕方は同じでも、メーカーによって大きさがバラバラなケースは珍しくありません。また同じ犬種でも犬によって足のサイズは異なるため、しっかりと測定することで安心して購入ができるでしょう。

犬の靴の種類、3パターン、メリットデメリット

犬用の靴は大きくは3つ。ソックスタイプ、シューズタイプ、ラバータイプの3種類に分かれています。愛犬にどの靴を選んで良いのか分からないという方のために、ここではそれぞれの特徴やメリット、デメリットをご紹介します

(★の数は、主観ですが、犬へ履かせる難易度を示しています)

1. ソックスタイプ ★

ソックスタイプは人間の靴下のような柔らかい素材でできている犬用の靴です。

柔らかい素材で出来ているため、履き心地がよく比較的早くに慣れやすい靴だといえるでしょう。とくに床を傷つけたくないという時やケガをしている愛犬の足を保護したいという時におすすめの靴となっています。

リングドッグでソックスタイプの靴を使用する場合は、滑り止めがついているものを選びましょう。

ソックスタイプのデメリットとしては、全面が柔らかい素材で出来ているため災害時や降雪時に愛犬の足を守りたいというシーンでは不向きかもしれません。

2. シューズタイプ ★★

シューズタイプは人の靴のような素材で出来ている犬用の靴です。

靴底はゴムなどの丈夫な素材で出来ている場合がほとんどで、災害時や悪路でもしっかりと愛犬の足を守ってくれるでしょう。またデザイン性も豊富でファッションの一部として楽しむこともできるのもシューズタイプのメリットとなっています。

シューズタイプのデメリットとしては、しっかりとした素材で出来ているものが多いため、固いというか、窮屈に感じ、はじめは抵抗があるかもしれません。他の靴に比べると慣れさせるまでに時間がかかる可能性が高いです。

3. ラバータイプ ★★★

ラバータイプは膨らます前の風船のような見た目が特徴の犬用の靴です。

犬の足にピッタリとフィットするものが多いため、靴を嫌がる愛犬や靴をすぐに脱いでしまう愛犬にもおすすめです。またソックスタイプやシューズタイプに比べると安価なものが多いのもラバータイプのメリットです。

ラバータイプのデメリットとしては、ソックスタイプやシューズタイプに比べると少しデザイン性に欠けるということです。しかし近年では、ラバータイプもカラーバリエーションが豊富なため、結婚式当日の衣装と合わせてコーディネートすることでオシャレに履きこなせるでしょう。

最近では他にタビタイプや、グローブ型など、色々な種類が出ています。

犬に靴を慣れさせるポイント

第1ステップ

・愛犬の足を手で優しく握ることからスタートします

・足を握らせてくれたらおやつなどのご褒美を与えてたっぷりと褒めてあげましょう

・毎日少しずつ愛犬の足を手で優しく握り、ご褒美とほめることを続けます

10秒間握り続けても嫌がらないようになったら、次のステップに進みます

第2ステップ

・前足だけ靴、または靴下を履かせてみましょう

・ご飯を食べる前に履かせる、おもちゃで遊ぶ時に履かせる、を繰り返します。

※愛犬の好きなことをするタイミングで靴を履かせ、靴を履くと良いことがあるんだ、と、脳が覚えるのが目的です

・練習を繰り返し前足に靴を履かせた状態でスムーズに歩けるようになったら第3ステップへ進みます

第3ステップ

前足と後ろ足の両方に靴を履かせるトレーニングを行いましょう

・歩けたらほめる、歩けたらご褒美をあげる。を繰り返し、定着させます

靴や靴下に慣れてもらうのは、手間と時間、根気と地道さが必要です。こうしたトレーニング続けた場合、1ヵ月程で靴に慣れてくれる犬が多いとされていますが、これも犬によってそれぞれです。

まとめ

リングドッグを成功させるためには、愛犬に合った靴選びや地道なトレーニングも大切だということがわかりました。愛犬にどんな靴を選んだら良いのかわからない、どのように靴を履く練習をすれば良いのか分からないという方はウェディング専門のペットシッターに相談するのがおすすめです。

ちなみに代表の岩井に聞いてみたところ「ああ、リングドッグ靴問題ね。犬だってつらいのよ。でも、家族の協力が必要ね。だって、頑張って練習しているのに、最初のヒョコヒョコ歩く姿を見て笑ってしまったら、犬のハートは傷ついてしまうもの。これが、靴への抵抗感を高めてしまうのよ。犬も真剣なんだから、家族も真剣に本気で教えることが大事!」と言っていました。確かに私もそう思います。

ウェディング専門ペットシッターである銀座INPETは東京、横浜を中心にリングドッグに関する相談やサポートなどを行っています。一生に一度の晴れ舞台である結婚式を失敗しないためにも、ウェディング専門のペットシッターを利用してみてはいかがでしょうか。

INPET

銀座INPETでは、ご成約の方に向け、練習用の貸し出し靴、靴下もご用意しております。お気軽にお問合せください♪

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